来週の為替相場見通し=米8月雇用統計を意識

来週の外国為替市場のドル円相場は、米8月雇用統計を意識する展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=144円70~147円00銭。

今晩の米ジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演は、今後の相場を左右することになりそうだ。ただ、市場は次の注目材料として9月19~20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)に関心を向けることになり、その有力な判断材料となる1日の米雇用統計の結果が注視されそうだ。

来週は注目イベントが目白押し。海外では29日に米8月消費者信頼感指数、米7月JOLTS求人件数、30日に米8月ADP雇用統計、米4~6月GDP改定値、31日に中国8月製造業PMI、米7月個人消費支出(PCEデフレーター)、1日に米雇用統計と米8月ISM製造業景況指数が発表される。国内では29日に7月失業率・有効求人倍率、1日に4~6月期法人企業統計が公表される。