NAHB住宅市場指数が3カ月ぶりの低水準 米住宅ローン金利の高騰が影響

日本時間の23時に全米ホームビルダー協会(NAHB)の8月調査の住宅市場指数が発表となり、3カ月ぶりの低水準となる、予想外の50に低下した。予想は56。

米国では新築に比べて圧倒的に多い中古市場が在庫不足で、住宅購入希望者は中古住宅購入を諦め、新築を求める傾向が出ていた。ただ、住宅ローン金利の高騰がその動きに歯止めをかけ始めていることが今回の指標で示されている。

発表元のNAHBは声明で「住宅ローン金利上昇と、建設労働者不足、建設可能な土地不足、配電用変圧器の継続的不足に起因する建設コスト高騰が、建設業者のセンチメントを冷え込ませた」と述べた。

住宅ローン金利が上昇したことで、買い手を引き付けるために販売奨励金を使う建設業者も増えている。現在の販売件数と購入希望者数の指数はともに今年初めて減少し、予想販売件数は4月以来の低水準に落ち込んだ。

NAHB住宅市場指数(8月)23:00
結果 50
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