ダウ先物は上昇 米CPIはインフレ鈍化示唆には十分=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:53)
ダウ先物 35384(+182.00 +0.52%)
S&P500 4512.75(+27.00 +0.60%)
ナスダック100先物 15316.25(+138.00 +0.91%)

米株価指数先物市場でダウ先物、ナスダック100とも上昇しており、きょうの米株式市場は反発して始まりそうだ。先ほど発表の米消費者物価指数(CPI)を受けて、株価指数先物は一旦上げ幅を広げた。ただ、動きが一巡すると戻り売りに押され、伸び悩む動きも見られている。

米CPIは予想を若干下回る程度ではあったが、インフレ鈍化を示唆するには十分な内容で、短期金融市場ではFRBの年内利上げの確率を低下させている。少なくとも9月FOMCでの利上げはほぼないと見ている状況。

ただ、米株式市場は昨年3月以来の高値水準で7月を終えた後、8月に入ると不安定な値動きが続いている。バリュエーションは、特にIT・ハイテク株で拡大しており、米経済がソフトランディングに成功し、FRBの利上げキャンペーンが終焉を迎えるという期待が後押ししている。

その期待を過度に織り込んでいるのではとの出始めており、S&P500は現在の4450から4500の辺りを上下動し、第2四半期決算の大半を通過するまでは神経質な時間が続くのではとの見方も出ている。

決算ではディズニー<DIS>が前日引け後に発表し、ディズニー+の加入者が3四半期連続で減少し、予想も下回ったものの、ストリーミング配信の値上げや、ハリウッドのストの影響もあり、コンテンツ支出の下方修正も発表し、株価は上昇。ディズニー+の加入者が第4四半期には増加に転じるとの見通しも示していた。

カジノのウィン・リゾーツ<WYNN>も前日引け後に発表し、マカオ市場が好調で予想を上回る結果を発表していた。

*米消費者物価指数(7月)21:30
結果 0.2%
予想 0.3% 前回 0.2%(前月比)
結果 3.2%
予想 3.3% 前回 3.0%(前年比)
結果 0.2%
予想 0.2% 前回 0.2%(コア・前月比)
結果 4.7%
予想 4.8% 前回 4.8%(コア・前年比)

(NY時間09:04) 時間外
ディズニー<DIS> 89.39(+1.90 +2.17%)
ウィン・リゾーツ<WYNN> 103.00(+1.45 +1.43%)

アップル<AAPL> 179.74(+1.55 +0.87%)
マイクロソフト<MSFT> 326.60(+4.37 +1.36%)
アマゾン<AMZN> 139.62(+1.77 +1.28%)
アルファベット<GOOG> 131.91(+1.76 +1.35%)
テスラ<TSLA> 245.64(+3.45 +1.42%)
メタ・プラットフォームズ<META> 309.04(+3.83 +1.25%)
AMD<AMD> 111.45(+0.98 +0.89%)
エヌビディア<NVDA> 422.70(-2.84 -0.67%)