イスラエルの承認で米国とサウジが大筋合意

米国とサウジは、サウジがイスラエルを承認する代わりに、パレスチナ人への譲歩、米国による安全保障、原子力への支援をサウジが得るという取り決めの大まかな条件に合意した。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。

米政府高官は、今後9カ月から12カ月の間に中東和平交渉の細部をを詰めることができると慎重かつ楽観的に表明。しかし、長い見通しに直面しているとも警告しているという。

サウジアラビアのサルマン皇太子が2週間前、バイデン政権の国家安全保障アドバイザーのサリバン氏とジェッダで会談し、協議を加速させようとしたことが、今回の努力の強化につながった。

交渉担当者は現在、米国が原子力などの民生用核プログラムの開発を支援し、鉄壁の安全保障を提供するというサウジの要求に対処することを含め、具体的な議論に移っているという。