米SECが広範な記録管理不備で金融機関11社を告発 各社は制裁金の支払いで合意

米証券取引委員会(SEC)は、ウォール街の金融機関11社に対して、広範な記録管理不備で告発した。会社と従業員による、電子的コミュニケーションの維持・保存に関する広範かつ長期的な不履行を告発している。

各社は制裁金に支払いに合意しており、ウェルズ・ファーゴ証券が1億2500万ドル、BNPパリバ・セキュリティーズとSGアメリカス・セキュリティーズは、それぞれ3500万ドル、BMOキャピタル・マーケッツとみずほ証券が、それぞれ2500万ドルの違約金を支払うことに合意している。

そのほか、フーリハン・ローキー・キャピタルが1500万ドル、モーリス・アンド・カンパニーとウェドブッシュ・セキュリティーズはそれぞれ1000万ドル、SMBC日興証券アメリカが900万ドルを支払う。

これとは別に米商品先物協会(CFTC)がBNPパリバ、ソシエテ・ジェネラル、ウェルズ・ファーゴ、バンク・オブ・ モントリオールに対し、記録管理と監督上の不備を理由に2億6000万ドルの支払いを命じた。