来週の為替相場見通し=米7月CPIが相場左右

来週の外国為替市場のドル円相場は、今晩の米雇用統計の結果にも左右される面は大きいが、米7月消費者物価指数(CPI)が焦点となりそうだ。予想レンジは1ドル=141円50~144円00銭。

米7月CPIは10日に発表される。市場では6月の前年同月比3.0%上昇に対して3.2%上昇を予想する見方が出ている。その結果に相場も反応しそうだ。また、11日には米7月卸売物価指数(PPI)が発表されるほか、米8月ミシガン大学消費者態度指数も公表される。9日には中国7月CPIが発表される。日本は11日が「山の日」の祭日で休場となる。ドル円相場は142円台の高値水準での値動きとなるなか、上下どちらにトレンドが振れるかが注目される。