ダウ先物、ナスダック100とも上昇 メタの好決算がセンチメント押し上げ=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:52)
ダウ先物 35816(+132.00 +0.37%)
S&P500 4632.25(+37.00 +0.81%)
ナスダック100先物 15829.00(+218.25 +1.39%)

米株価指数先物市場でダウ先物が上昇しているほか、ナスダック100は大幅高となっている。前日のFOMCを受けて、米株式市場は利上げサイクル終了への期待を高めている。この先のデータ次第ではあるが、次回9月FOMCでの利上げは見送られるとの見方が広がっているようだ。

また、先ほど発表の第2四半期の米GDP速報値が予想を上回ったこともフォローとなっている。前日にパウエルFRB議長は「FRBのスタッフはリセッション(景気後退)の可能性を想定していない」と述べていたが、本日の米GDPはソフトランディングへの期待を高める内容となった。GDPデフレータが予想を下回っていたことも心強い。

IT・ハイテク株が時間外で買われており、ナスダック100をサポート。メタ<META>の好決算がセンチメントを押し上げている模様。同社は、広告収入の回復を追い風に予想を上回るガイダンスを発表。また、利上げサイクル終了への期待がIT・ハイテクといった成長株をサポートしている。

決算については、「投資家の関心はマクロ要因から株式のファンダメンタルズに戻りつつある」としたうえで、「これまでのところ、企業のCEOは市場の期待を裏切ってはいない。いくつかの企業はネガティブ・サプライズを引き起こしているが、基本的には、マクロ環境が困難であったにもかかわらず、底堅い決算を発表している」との声も出ている。

一方、「S&P500企業の決算は予想を上回る最終利益を計上する企業は多いものの、事前予想が9%の減益だったのに対し、これまでのところ10%の減益となっている。予想を上回った企業でさえ、決算日には指数をアンダーパフォームしている」といった声も出ている。

本日は引け後にフォード<F>やインテル<INTC>が発表予定。

(NY時間09:02) 時間外
アップル<AAPL> 195.96(+1.46 +0.75%)
マイクロソフト<MSFT> 339.82(+2.05 +0.61%)
アマゾン<AMZN> 130.60(+2.45 +1.91%)
アルファベット<GOOG> 131.39(+1.73 +1.33%)
テスラ<TSLA> 269.18(+4.83 +1.83%)
メタ・プラットフォームズ<META> 327.40(+28.83 +9.66%)
AMD<AMD> 111.60(+1.51 +1.37%)
エヌビディア<NVDA> 463.94(+9.42 +2.07%)

*実質GDP(速報値)(第2四半期)21:30
結果 2.4%
予想 1.8% 前回 2.0%
個人消費
結果 1.6%
予想 1.3% 前回 4.2%
GDPデフレータ
結果 2.2%
予想 3.0% 前回 4.1%
PCEコアデフレータ
結果 3.8%
予想 4.1% 前回 4.9%