このあと日本時間23時に6月の米新築住宅販売件数が発表される。予想は年率換算で72．0万件と前回から減少が見込まれている。前回が予想に反して大幅な増加となり、約1年ぶりの高水準となった。今回はその反動が出ると見られている。
しかし、米労働市場がなお堅調に推移していることもあり、米住宅市場の需要も強い。特に中古市場で供給が追い付かない状況が顕著になっており、住宅購入者は新築に目を向けている。値下げなどの住宅建設業者の活発なプロモーションもあり、今回は反動で減少が見込まれているものの、強いトレンドに変化はないものと見られている。
今月発表になっていた住宅着工件数や許可件数が減少していたことも、減少予想に繋がっているものとみられる。米新築住宅販売件数は中古とは違い、契約時点での統計となる。中古は引き渡し時点。
米新築住宅販売件数（6月）23:00
予想 72.0.万件 前回 76.3万件