英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、景気減速懸念和らぐ

■下げ渋り、米ドル高・円安の相場展開の影響受ける

今週のポンド・円は下げ渋り。インフレ持続の思惑は後退し、英中央銀行による追加利上げの可能性はやや低下。この動きに伴うポンド売り・円買いが一時活発となったが、日本銀行の金融政策修正観測は大幅に後退し、米ドル・円相場が円安方向に振れたことから、リスク回避的なポンド売り・円買いは縮小した。取引レンジ:179円74銭-182円52銭。

■底堅い値動きか、景気減速懸念和らぐ

来週のポンド・円は下げ渋りか。6月英消費者物価指数(CPI)など物価関連統計は伸び率が鈍化し、英中央銀行による金融引き締め長期化を期待したポンド買いは後退した。ただ、景気減速懸念は和らぎ、リスク回避のポンド売りは限定的となりそうだ。一方、日本銀行は金融政策決定会合で緩和継続とみられ、円売りがポンドを支えるとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・24日:7月製造業PMI(6月:46.2)
・24日:7月サービス業PMI(6月:53.7)

予想レンジ:179円00銭-184円00銭

《FA》