豪ドル週間見通し:もみ合いか、利上げ再開への警戒残る

■弱含み、中国経済悪化の懸念や欧米株安を嫌気

今週の豪ドル・円は軟調推移。豪準備銀行(中央銀行)は7月4日、政策金利の据え置きを決定したが、今後の利上げに含みを残したことで豪ドル買いが一時優勢となった。しかしながら、中国関連の経済指標が悪化したこと、欧米諸国の株安、日本の円買い介入に対する警戒感が高まったことから、豪ドル・円は一時95円を下回った。取引レンジ:94円76銭-96円83銭。

■もみ合いか、利上げ再開への警戒残る

来週の豪ドル・円はもみ合いか。豪準備銀行(中央銀行)は、消費者物価指数の伸び率鈍化を挙げて政策金利の据え置きを決定した。しかし、インフレ警戒を維持する姿勢を示しており、追加引き締め余地の指摘も残しているため、リスク回避の豪ドル売り・円買いが一段と強まる状況ではないとみられる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:93円50銭-96円50銭

《FA》