ダウ先物は58ドル安 米雇用統計は予想下回るもFRBのスタンスに変化を与える内容ではない=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:50)
ダウ先物 34073(-58.00 -0.17%)
S&P500 4439.75(-7.25 -0.16%)
ナスダック100先物 15233.75(-4.25 -0.03%)

米株価指数先物市場でダウ先物は58ドル安で推移している一方、ナスダック100も小幅安で推移している。先ほど米雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数(NFP)が20.9万人増と予想を下回った。これを受けてFRBのタカ派姿勢が緩むのではとの期待から、株式市場はポジティブな反応を示し、ダウ先物も一旦プラスに転じる場面があった。しかし、再び下げに戻している。

短期金融市場でも今月FOMCでの利上げ見通しに変化はないものの、9月以降の利上げについては若干確率を下げているようだ。ただ、失業率は依然として低い水準で推移しており、平均時給も前年比4.4%と高水準が維持されている。また、NFPについても伸びが鈍化したとはいえ、歴史的な基準である20万人増を上回っている状況。FRBのタカ派スタンスに大きく変化を与える内容ではない。

今週の株式市場は下半期の相場入りで、景気の先行き警戒感が広がっており、リスク回避の雰囲気が広がっていた。前日のダウ平均は一時500ドル超下落していたが、きょうはその動きが一服するか注目される。

*米雇用統計(6月)21:30
非農業部門雇用者数
結果 20.9万人
予想 22.9万人 前回 30.6万人(33.9万人から修正))

失業率
結果 3.6%
予想 3.6% 前回 3.7%

平均時給
結果 0.4%
予想 0.2% 前回 0.4%(0.3%から修正)(前月比)
結果 4.4%
予想 4.1% 前回 4.4%(4.3%から修正)(前年比)

民間部門雇用者数
結果 14.9万人
予想 20.0万人 前回 25.9万人(28.3万人から修正)

製造業雇用者数
結果 0.7万人
予想 0.5万人 前回 -0.3万人(-0.2万人から修正)

週平均労働時間
結果 34.4
予想 34.3 前回 34.3
労働参加率
結果 62.6%
予想 62.6% 前回 62.6%

(NY時間09:00) 時間外
アップル<AAPL> 191.84(+0.03 +0.02%)
マイクロソフト<MSFT> 340.54(-0.73 -0.21%)
アマゾン<AMZN> 128.78(+0.42 +0.33%)
アルファベット<GOOG> 120.83(-0.10 -0.08%)
テスラ<TSLA> 277.75(+1.21 +0.44%)
メタ・プラットフォームズ<META> 292.60(+0.61 +0.21%)
AMD<AMD> 113.88(+0.40 +0.35%)
エヌビディア<NVDA> 422.02(+0.99 +0.24%)