このあと6月調査分の米消費者信頼感指数 前回からは上昇が見込まれる

このあと日本時間23時に6月調査分の米コンファレンスボード消費者信頼感指数が発表される。予想コンセンサスは103.8と前回から上昇が見込まれている。前回は米債務上限合意前の調査ということもあり、消費者のセンチメントは6カ月ぶりの低水準に落ち込んでいた。また、雇用に不安感が増し始めているのか、雇用が十分にあるとの回答の割合が約2年ぶりの低水準となっていた。

ただ、今回は反転が見込まれている。インフレはなお高水準ではあるものの、上昇圧力は緩和されており、消費者のセンチメントも5月の落ち込みをいくらか戻すと見られているようだ。しかし、将来の見通しは悲観的なままで、期待指数は景気後退を連想させる80を下回る推移が続くと予想されている。また、労働市場の状況に対する消費者の見方も5月に著しく冷え込んだが、こちらも大幅な改善の見込みはなさそうだ。

コンファレンスボード消費者信頼感指数(6月)23:00
予想 103.8 前回 102.3