ダウ先物は70ドル安 高値警戒感からの利益確定売りが続く=米国株

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:50)
ダウ先物 34165(-70.00 -0.20%)
S&P500 4399.25(-10.00 -0.23%)
ナスダック100先物 14995.50(-48.50 -0.32%)

米株価指数先物市場でダウ先物は70ドル安で推移しているほか、ナスダック100も下落し、本日も軟調に始まりそうだ。前日のパウエルFRB議長の下院での議会証言は先週のFOMCと相違なく、ほぼ想定通りの内容であったと思われるが、高値警戒感が出ている米株式市場にとっては利益確定売りのきっかけとなったようだ。

本日は英中銀が想定外の0.50%ポイントの大幅利上げを実施していたが、各国中銀が足元のインフレが相程ほど鈍化していないことから、もう一段の利上げを示唆する中、株式市場も利益確定売りを進めているようだ。

「金利が長期的に上昇すれば景気後退リスクは間違いなく高まるが、リスク資産はそれを反映していない」といった声も聞かれる。市場は、今年にかけての上昇後、さらなるリスクテイクが正当化されるかどうかを再評価している。米国では、もう一段の引き締めが予想される中、市場ではハードランディング懸念が再燃しているという。

テスラ<TSLA>が時間外で下落。米大手証券のアナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。同社が人工知能(AI)からどれだけの恩恵を受けるかについての期待が高まっているが、株価は公正な評価まで来ているとした。

(NY時間09:00) 時間外
アップル<AAPL> 183.42(-0.54 -0.29%)
マイクロソフト<MSFT> 334.39(+0.83 +0.25%)
アマゾン<AMZN> 125.00(+0.17 +0.14%)
アルファベット<GOOG> 120.81(-0.45 -0.37%)
テスラ<TSLA> 251.09(-8.37 -3.23%)
メタ・プラットフォームズ<META> 279.44(-2.20 -0.78%)
AMD<AMD> 112.46(+0.35 +0.31%)
エヌビディア<NVDA> 425.25(-5.20 -1.21%)