米大手銀ストラテジスト 市場心理は広く否定的も高バリュエーションで取引=米国株

米大手銀のストラテジストは、市場心理は広く否定的であるが、多くの銘柄は高いバリュエーションで取引されていると指摘している。

株価は大半のモノサシで見て、高水準で取引されている。資金流入に伴ってマルチプルが拡大しているが、これは今後、資金流出に伴って縮小すると考えられる。しかし、株式市場の資金フローとバリュエーションは別物で、相関関係は実質的にゼロになっているという。

また、正規化された企業収益によるバリュエーションの判断については、長期的リターンは強い説明力を持つものの、短期的なリターンについては予測力は低いという。