米大手銀のストラテジストがS&P500の目標を上方修正=米国株

米債務上限問題でワシントンの情勢が不透明にもかかわらず、米株式市場はIT・ハイテク株が先導する形で上昇を続けている。先週のナスダックは3%超上昇し、S&P500は1.6%上昇、ダウ平均は0.4%上昇した。そのような中、米大手銀のストラテジストからS&P500の年末目標を従来の4000から4300に上方修正する動きが出ている。

リセッション(景気後退)への不透明感から、企業は効率化に注力しており、それにより利益が安定する。そのため、株価は割高ではないと主張した。現在のバリュエーションは決して低くはないが、利益が循環的に調整されたことで、S&P500の今後10年間の価格リターンは年5%になることが示唆されているという。

NY株式19日終値
ダウ平均 33426.63(-109.28 -0.33%)
S&P500 4191.98(-6.07 -0.14%)
ナスダック 12657.90(-30.94 -0.24%)