今週の日経平均終値は3万7120円で、前週末比556円安でした。
今週の日経平均は3週ぶりに反落しました。直近2週間の上げ幅を配当落ち分(約300円)があったとはいえほぼ吐き出してしまった格好です。トランプ関税が自動車に対し25%課されることになったことが下げの主因ですが、事前にこの材料はある程度織り込んでいたため直近安値(3万5987円)を下回ることはありませんでした。ただ、日本企業が米国への輸出で稼ぐことは半減するでしょう。来季の業績への影響はまだ明確でなく、少なくとも上値に関しては抑制的にならざるを得ないでしょう。昨年の高値4万2426円を今年中に超える可能性はトランプ関税が課される限り(円安けん制も含めて)かなり難しいと思われます。もっとも、下値は国内勢の買い余力の大きさから大崩れする心配は少ないものと考えられます。配当、自社株買いなど企業の還元余力も十分で、突っ込めば買いの好機となるでしょう。(ストック・データバンク 編集部)