19日の市場は日経平均が4日ぶりに反落。終値は前日比93円安の3万7751円だった。前日の米国株は安かったものの日経平均はまるで意に介すことなくこの日も買い優勢のスタート。9時半過ぎには3万8000円の大台をあっさりと回復した。一方、後場に入ると明日が休場のため手じまいの売りが出て上げ幅を急速に縮小。休みの間に判明する米FOMCの結果に備える動きとなった。日銀金融政策会合の結果が現状維持と伝わったが市場が特に材料視することはなかった。
昨日の米国市場はFOMCの結果発表を前に持ち高調整の売りが出て3日ぶりに反落した。FRBは19日にFOMCの結果を発表する。事前予想としては利下げ見送りで一致しているが、逆に利上げするほどインフレやトランプ関税が強く影響するとの見方も明瞭でなく無難な通過となりそうな雰囲気。直近2日間で1100ドルほど反発した反動も多少はあったようだ。トランプ、プーチン電話会談はトランプが提案した即時の全面的な停戦には至らず消化難となっている。
さて、東京市場はトランプ関税の負の部分をあっさりと乗り越えてトピックスがザラバで年初来高値を更新。出遅れている日経平均も本日は25日移動平均線(3万7961円)に一時達して、3月11日安値(3万5987円)が底値であることを証明してきた。注目の日米の金融政策会合だが、日銀の結果が材料とならなかったように、今晩の米国も予想通りで材料となる可能性低いだろう。(ストック・データバンク 編集部)