日経225先物は11時30分時点、前日比200円高の3万7820円(+0.53%)前後で推移。寄り付きは3万7530円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万7535円)にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まった。ただし、開始直後につけた3万7510円を安値に急速に切り返しており、中盤にかけて3万7800円台を回復。買い一巡後は3万7780円から3万7830円辺りの高値圏での推移を継続し、前引け間際に日銀会合の結果が伝わると3万7870円まで上げ幅を広げた。
日経225先物は売り先行で始まったが、指数インパクトの大きいファーストリテイリング<9983>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、リクルートホールディングス<6068>[東証P]が牽引する形でリバウンド基調を強めた。心理的な抵抗線として意識されていた25日移動平均線を突破したことで、ショートカバーを誘う形にもなったようだ。また、日銀の金融政策決定会合の結果が前引け間際に発表された。政策金利は据え置かれ、コンセンサス通りの内容であり、アク抜けを期待する動きもあったとみられる。
NT倍率は先物中心限月で13.58倍に低下し、2023年9月下旬以来の13.60倍を下回ってきた。いったんはボトム形成が意識されてくる可能性はありそうだが、NTロングへの転換には見極めが必要だろう。