【クラファン】上場企業も採用 カスタマーファーストなアプリ開発SaaS提供 CORIN、3月19日募集開始

独自のアプリ開発パッケージを提供する株式会社CORIN(東京都新宿区)が、株式投資型クラウドファンディング(新株予約権型)による出資を募集します。申し込みは3月19日19時30分開始を予定しています。

新株予約権型
目標募集額:990万円、上限募集額:9999万円
VC出資実績あり
事業会社/CVC出資実績あり
エンジェル出資実績あり
類似上場企業:フォルシア <304A> [東証G]、アイリッジ <3917> [東証G]、スタメン <4019> [東証G]、ビートレンド <4020> [東証G]、ヤプリ <4168> [東証G]

クライアントの要望に「130%応える」

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(出典:FUNDINNO)

CORINの中村聖子代表はアパレル向け販売管理システムの会社を経て、2015年に同社を設立。自ら、大手コンビニの子会社や有名アパレルのシステム開発に従事し、クライアントの要望に「130%応える」ことをモットーに、現在、エンジニア30名を抱えるアプリベンダーへと成長しています。

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(出典:FUNDINNO)

同社はアプリ開発パッケージ「TENCO(テンコ)」を提供しています。

「TENCO」はテンプレートをベースとした従来のSaaSツールとは異なり、共通の管理画面と機能をベースに、アプリ側は自由な機能や幅の広いデザインで開発可能で、企業の売上向上に貢献します。

オートバックス公式アプリでは、車のカルテや予約機能など企業の強みを生かした独自機能を搭載し、オイル交換のWeb予約数は前年比約150%に増加。その他、サッポロビール、ルックホールディングス <8029> [東証S]、TSIホールディングス <3608> [東証P]子会社、はるやまホールディングス <7416> [東証S]子会社など多くのクライアントを獲得しています。

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(出典:FUNDINNO)

売上はSaaS版「TENCO」リリース前の2021年8月期の約1.5億円から、リリース後の2022年8月期は約2.1億円・事業売上比率約21%へと成長。9年目の前期は約3億円・事業売上比率約43%となっています。

今後は「TENCO」と連携した顧客管理×販売管理システムのパッケージ「ORIVA(オリバ)」をリリース予定。「AIによる需要予測などを搭載することで導入企業の経営を最大化する新サービスであり、新たな事業の柱にしていく計画です」(同社)。

同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。

【成長のための課題】
・認知度の低さ
・マルチタスク体制による開発人員不足

【解決方法】
・テレアポなどのアウトバウンド営業の活用、オフラインではセミナー、オンラインではWEBマーケティングによるクライアント獲得
・エンジニアの採用および分業型開発体制による業務効率化
・パッケージ機能強化によるクライアント満足度向上

「とりあえず、アプリは導入したけれど…」

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(出典:FUNDINNO)

昨今、多くの企業がアプリの導入を進めていますが、その運用には、デバイスのOSごとの定期的な保守や追加開発のためのリソースが必要なため、企業単体ですべて網羅するのは困難だと同社は考えています。

近年、注目されているローコードやノーコードなどの開発手法は、テンプレートからデザインや機能を選択でき、開発期間の短縮やコスト削減などの利点があるものの、これらの手法は規格化されているため、複雑な機能は実装できず、ほとんどの画面をWebビューに遷移させるケースが多いそうです。「そのため、とりあえず、テンプレートのアプリを導入したものの、十分に活用されないまま終わるケースが多いのが実情です」(同社)。

「営業先で『現状のアプリではできないことが多く、限界を感じているが、何をしていいかわからない』といった声を聞くことが増えています。基本機能や単純な機能連携だけではアプリの価値が最大限発揮されないと考えています」(同社)

市場の魅力・事業内容・特徴・ビジネスモデル

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(出典:FUNDINNO)

同社によると、世界のモバイルアプリ市場は2023年の約2404億ドルから、2032年には約6661億ドルに達する見込みで、「年平均成長率は約12.1%と高く、顧客向けアプリ開発の需要の高まりを裏付けています」(同社)。

アプリの開発手法は、ローコード・ノーコードを含む「パッケージ型」、より柔軟性がある「フルスクラッチ型(ゼロからオーダーメイドで開発する方法)」があり、前者も増加していますが、2023年11月時点で後者を採用している企業が約92%を占めているそうです。「企業のコアシステムなど高度なカスタマイズや独自性が求められるプロジェクトでは、フルスクラッチ開発も依然、安定した需要が続くと考えています」(同社)。

フルスクラッチ型の独自性を保ちつつ、より短期間・低コストで運用できる新たな手法が必要であり、「弊社は『提供する機能の中から企業側が選ぶ』というパッケージ型でありながら、『弊社が開発する』スタイルにより、クライアントの『やりたい』に応えていきたいと考えています」(同社)。

実際、競合他社7社が「対応不可」と判断した難易度の高い案件を獲得するなど、「TENCO」により、最適なソリューションを提供できているといいます。

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(出典:FUNDINNO)

「TENCO」は、デザインの自由度、豊富な機能、連携の柔軟性などを特徴とする「カスタマーファーストな自社アプリが構築できる」(同社)パッケージ型のアプリ開発サービスです。

テンプレートではない完全オリジナルのデザインと豊富なマーケティング機能で、他社との差別化を図った独自戦略をアプリに組み込むことで、売上向上に貢献。システムの高い自由度を支えるのが「完全ヘッドレス構成」であり、これはユーザーが触れる部分(フロントエンド)とシステム処理部分(バックエンド)が独立したものだといいます。

この仕組みにより、POSレジやECサイトなどの外部ツールとのシームレスな連携が可能に。企業専用の管理画面を通じて顧客データの一元管理や詳細な分析を行い、購買行動を把握して適切なマーケティング施策を打つことが可能で、「特に公式LINEアカウントの登録ユーザーをアプリユーザーと一元管理できる機能は弊社のみのサービスだと自負しています」(同社)。

また、単一のソースコードでiOS・Android両方のアプリに対応するクロスプラットフォームにおいても最先端の技術を採用。開発工数を大幅に削減し、高品質なアプリを、本当に必要な独自機能を加えてクライアントに提供できるそうです。

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(出典:FUNDINNO)

「TENCO」最大の特徴は「高いコストパフォーマンスの実現」であり、独自の世界観を表現しながら、ユーザーが飽きないデザインと独自の機能を実装することで、ユーザーのアクティブ率は他社の約30%に対して最高64.3%(平均約55.1%)を維持。導入後、EC経由の売上が最大121.6%、予約件数が150%増加した事例もあるそうです。

また、管理画面を極力シンプルな設計にしたことで販売スタッフの教育コストを抑制。「こうした要素により、『TENCO』は費用対効果の高いアプリ開発ソリューションとして他社との差別化を図っています」(同社)。

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(出典:FUNDINNO)

「TENCO」はSaaSとして展開し、使用する基盤技術に応じた初期費用(パッケージ+カスタマイズ費用)と、サブスクリプション(定額課金)または従量課金を組み合わせたビジネスモデルで収益化しています。

「従量課金のみの競合と異なり、企業の予算や運用スタイルに応じた柔軟な料金設定を実現し、小規模事業者から大手企業まで幅広く対応可能です」(同社)

サービスの運用支援も行うことで顧客の利用期間を長期化し、LTV(顧客生涯価値)の最大化も目指しており、現時点で「解約率ゼロ」を実現しています。

今後の成長に向けて

(1)2029年IPO準備開始を計画

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(出典:FUNDINNO)

(2)新規事業

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(出典:FUNDINNO)

現在、「TENCO」と標準連携した販売管理・顧客管理を可能にするERPシステム(※)「ORIVA」の開発が進行中です。

その大きな特徴は、最も売れる時期・場所・価格で商品を配置するために発注・移動・配分データをAIで予測するなどの機能を付けられる点だといい、これにより、業務負荷の軽減と在庫の最適化につながるパッケージシステムだとしています。

他社システムは、外部システムと連携できても費用が高額で、日本の企業のプロセスと合致していないものや、安くても業務全般をカバーできないものがほとんど。「弊社はアパレル向けに特化し、『TENCO』で培った外部システムとの連携やコスト削減のノウハウを落とし込むことで差別化を図ります」(同社)。

現在、大手上場企業含む複数社と商談中で、2社が契約を前向きに検討中です。

※ERP:業務効率向上を目的に在庫や生産管理など幅広い業務を一元管理し、社内でリアルタイムに情報共有を可能にするシステム(同社注)

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・フォルシア <304A> [東証G]
・アイリッジ <3917> [東証G]
・スタメン <4019> [東証G]
・ビートレンド <4020> [東証G]
・ヤプリ <4168> [東証G]

発行者・募集情報

■募集新株予約権の発行者の商号及び住所、資本金等
株式会社CORIN
東京都新宿区西新宿二丁目7番1号新宿第一生命ビルディング10階
資本金:20,000,000円(2025年2月5日現在)
発行済株式総数:2,000株(同)
発行可能株式総数:10,000株
設立日:2015年7月10日
決算日:8月31日
※2025年2月21日を効力発生日として、資本金が14,085,880円増加する普通株式116株の発行、3月4日を効力発生日として、新株予約権182個の発行をしており、登記申請中。

■本新株予約権の発行者の代表者
代表取締役 井出聖子(中村聖子)

■本新株予約権の数(以下の個数を上限とする)
9,999個

■本新株予約権の払込金額
1個当たり 10,000円

■投資金額のコース及び個数
90,000円コース(9個)
180,000円コース(18個)
270,000円コース(27個)
360,000円コース(36個)
450,000円コース(45個)
900,000円コース(90個)
1,800,000円コース(180個)
2,700,000円コース(270個)
3,600,000円コース(360個)
4,500,000円コース(450個)
9,900,000円コース(990個)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、450,000円コース(45個)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、9,900,000円コース(990個)を上限とする。

■申込期間
2025年3月19日〜4月8日

■目標募集額
9,900,000円(上限募集額 99,990,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は79,920,000円とする。

■払込期日
2025年5月2日

■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額990万円を以下の目的に充てる予定。
TENCO機能強化費用 772万円
手数料 217万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額9,009万円(目標募集額990万円と上限募集額9,999万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
TENCO管理画面機能強化 1,440万円
アプリ側機能強化対応 2,592万円
マーケティング費用 1,265万円
ORIVA開発費用 1,730万円
手数料 1,981万円

■連絡先
株式会社CORIN
電話番号:03-6161-6306
メールアドレス:info@corinmail.com

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。(要・投資家登録)

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