【クラファン・優待】獣医監修 ペットの健康守る甘酒ベースドリンクのFood Curate Lab、3月18日募集開始

健康に配慮したペット用ドリンクを手掛けるFood Curate Lab株式会社(東京都目黒区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは3月18日19時30分開始を予定しています。

普通株式型
目標募集額:1000万円、上限募集額:3000万円
事業会社/CVC出資実績あり
エンジェル出資実績あり
エンジェル税制あり(優遇措置A及びプレシードシード特例適用)
株主優待あり:「Cozy Milk」セット、公式webショップ割引クーポンなど
みなし時価総額:1億5850万円
類似上場企業:WOLVES HAND <194A> [東証G]、日本動物高度医療センター <6039> [東証G]、ペットゴー <7140> [東証G]、はごろもフーズ <2831> [東証S]、エコートレーディング <7427> [東証S]

※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算

老舗酒造と共同開発した犬用「麹甘酒」

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(出典:FUNDINNO)

Food Curate Labの齊藤康平代表はサッポロビールを経て、外食企業subLime社で新業態開発を3年間担当。居酒屋外食企業に執行役員として転職、社長に就任するなど外食業界でキャリアを積んできました。その後、代替肉の研究開発を行うネクストミーツ社に入社しています。

最高戦略責任者の清水大輔氏はニューヨークで「WAGYU」(和牛)の販売に携わり、1年後に独立。ペット用品先進国の米国で知見とネットワークを得た後、ダノンジャパンでプラントベースミルクブランドの日本市場導入やペットサプリメント業界を経験し、その後、入社したネクストミーツ社で齊藤氏と共に勤務しています。

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(出典:FUNDINNO)

Food Curate Labはペット用ドリンク「Cozy Milk」「Cozy Milkカラダシルクin」の製造・販売を行っています。

「Cozy Milk」は、プレミアム甘酒ブランドを複数展開する創業約400年の老舗酒造・福光屋と共同開発した犬用の麹甘酒。「飲む点滴」とも呼ばれ、健康によい麹甘酒を犬も安心して飲めるよう調整しています。

「Cozy Milkカラダシルクin」には、高分子水溶液シルクプロテイン「カラダシルク(※)」を配合しており、腸内環境ケアや腎臓病予防などの効果が期待できるそうです。

※カラダシルク:国際基準であるGOTS認証のオーガニックシルクを使用し、独自の特許製法によるシルク特有の微細な構造体が体内の老廃物を吸着・排出することで、腸内環境や腎臓のケアに役立つ(同社注)

現在、国内の販路拡大に向けて、大手ペット用品卸の上場企業と共同で大手ペット専門店チェーンなどへの売場提案を推進。海外展開も進めており、2024年11月にロサンゼルスで開催された展示会などから米国市場へアプローチを開始し、世界最大級の展示会「Global Pet Expo」へも出展予定です。

「酒造がある日本だからこそできる、江戸時代からエナジードリンクとして愛された麹甘酒ベースのドリンクです。日本国内より、さらに高評価を得られるポテンシャルがある商品として、巨大な海外市場も狙っていく計画です」(同社)

同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。

【成長のための課題】
・店舗や獣医師へ向けた説得・説明のための医学的エビデンス取得
・ペット用品の先進国米国における市場開拓

【解決方法】
・国内外の獣医師と連携した臨床試験
・米国のエージェントと共同で新規営業、展示会への出展やフードカートでの販売、SNS戦略による話題づくり

「ドライフード」による健康影響への懸念

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(出典:FUNDINNO)

同社によると、ペットフード全体の約70%を占めるドライフードを含むペットの飲食物は、法律上では「食品」ではなく「雑貨」扱いとなり、人間の飲食物のように厳格な規制や基準の下では作られていないそうです。

「その影響もあり、一部の製品では人間が通常食用としない肉の端材を原料に使用したり、皮膚炎やがんの原因にもなる保存料や香料、着色料を多く使用していたりするなど、ペットの健康への影響が懸念されています」(同社)

また、ペットの疾患には、ドライフードがメインの食事による水分不足が原因となるものも多く、犬の場合、消化器系疾患や皮膚疾患、泌尿器系疾患などが大きな課題となっているそうです。腎臓病も犬猫の死因の上位であり、慢性腎臓病の犬は約10頭に1頭、猫は約3頭に1頭とも。

「弊社は安全性の高いペット用食品を開発することで、人間と同様に安心安全な『食品』をペットにも楽しんでもらいたいと考え、まずはドリンクから着手することにしました」(同社)

市場の魅力・事業内容・特徴・ビジネスモデル

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(出典:FUNDINNO)

現在、水分と同時に栄養補給もできる機能的なペット用ドリンクへのニーズが高まっており、その市場規模は2022年に46億米ドル、2030年までに82億米ドルに到達、特に米国は世界総収益の約40%を占める巨大市場だといいます。

日本国内では、ペットの飲食物が「雑貨」であることと、最大の競合である「水」と比べてペットの飲み物としての利点が認識されていないため、「ペットドリンク」というカテゴリは発展途上だと同社は考えています。

米国についても、日本よりも先行してペット用ドリンクが一定程度販売されているものの、高価格帯かつヤギミルクやボーンブロスなど動物性の商品がほとんどで、動物性タンパク質やコレステロールが悪玉菌の増加につながる懸念もあるそうです。

「Cozy Milk」はプラントベースであり、また、発酵飲料であるため消化吸収がよく、水だけでは賄えない栄養も効率的に補給可能。ペットフード領域では、植物性フード市場の予想CAGR(年平均成長率)は2025〜2029年で約6.5%と今後も成長が見込まれるといい、「弊社は『植物性ドリンク』という独自のポジションを築きつつ、事業を成長させていきたいと考えています」(同社)。

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(出典:FUNDINNO)

「Cozy Milk」「Cozy Milkカラダシルクin」は麹甘酒をベースに、人間より小さい犬の体に合わせてカロリーや成分を調整。人間の飲む麹甘酒と同じ原料と環境で製造しており、「雑貨」ではなく「清涼飲料水」として製造・販売しています。

「Cozy Milkカラダシルクin」は、体内でアンモニアやコレステロールなどの老廃物を吸着・排出する高分子水溶液シルクプロテイン「カラダシルク」を足し、腸内・腎臓ケアに特化した商品です。「カラダシルク」は臨床試験により、腎機能の改善が確認されているといいます。

「イベントでの試飲では約80%以上の犬が好んで飲み、普段の飲水だけでは不足しがちな腸内環境ケアに役立つ栄養補給も可能です。原料は米麹と水、天然塩のみでアルコールは入っておらず、甘味料・保存料・香料などの添加物も不使用です」(同社)

麹甘酒は、ブドウ糖、アミノ酸、ビタミンB群、食物繊維など豊富な栄養を含み、麹菌による腸内環境改善や便通改善のヒトへの効果も臨床試験で明らかになっているといい、今後、動物病院などへの提案を見据えて、現在、犬10頭による臨床試験を進めています。

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(出典:FUNDINNO)

「Cozy Milk」シリーズは福光屋の工場で、人間の飲料と同じ環境で製造しています。今後、製造量が増えた場合は、「発酵アドバイザー」として福光屋の技術を継承、大量生産が可能な工場での製造も視野に入れています。

現在はフードトラックとECサイトでの販売をメインに、小規模小売店への直接卸も行っていますが、2025年春ごろをめどに卸売を本格化させるべく、国内大手ペット用品卸売業者との連携の準備を進めています。

米国市場へ向けては、「ペットドリンク」というマーケットの確立のため、「Cozy Milk」を軸に腸内環境ケアと腎臓ケアの機能性を宣伝していきたい考えです。

「米国での『Fermented Rice Milk(Amazake)』『カラダシルク』の認知向上と市場開拓に加え、米国のペット市場のマーケティングも兼ねており、『Cozy Milk』シリーズの米国展開へ向けて知見とノウハウの蓄積を目指します」(同社)

今後の成長に向けて

(1)将来的なExitはM&Aを計画

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(出典:FUNDINNO)

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(出典:FUNDINNO)

(2)短期計画

日本国内では「ペットドリンク」カテゴリの確立を目指して、各種イベントやSNSでの情報発信や動物系TV番組への情報提供を通じて認知拡大を図りたい考えです。

2025年内に米国現地法人を設立、米国への輸出を開始する予定で、大手ペット用品店や大手ペットEC、その他、総合ECサイトでの取り扱いを想定しています。

今後も展示会に出展予定で、2025年3月のフロリダや8月のラスベガスでの展示会にも出展、卸先を開拓したい考えです。

「フードカートや店頭での試飲なども継続し、巨大な米国市場で『プラントベースのペット用発酵飲料』のファーストペンギンとしてのポジションを狙います」(同社)

(3)中長期計画

2025年6月開始予定の米国の獣医師、大学機関と連動した犬10頭による臨床試験は年内に完了し、ペットの腸内環境改善や腎臓ケアの医学的エビデンスを取得できる見込みで、国内・米国における販路拡大への活用を見込んでいます。

2027年ごろに大手ペットフードメーカーとの連携を目指し、開発を進めている発酵由来原料「オリジナル麹」の商品開発、エビデンス取得を計画しています。

2028年ごろには、インド、欧州、中国などへの展開を予定。特にインドは犬や猫の飼育数が2019年に約2300万頭を超え、2030年には約8100万頭に達する見込みだといい、今後の展開を見据えて、2025年4月に視察を行う計画です。

将来的なExitは、食品メーカーへのM&Aを想定。「具体的には麹・発酵に強い大手食品会社を考えており、麹に関する研究・開発の成果を生かして、より幅広くペットの食体験と健康の向上に貢献できるようになればと考えています」(同社)。

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・WOLVES HAND <194A> [東証G]
・日本動物高度医療センター <6039> [東証G]
・ペットゴー <7140> [東証G]
・はごろもフーズ <2831> [東証S]
・エコートレーディング <7427> [東証S]

株主優待

【基準日】
毎年5月末日

【優待内容】
・20〜39株保有:Cozy Milk(350g)6本セット
・40〜59株保有:Cozy Milk(350g)12本セット+同社公式webショップ全品10%オフクーポン
・60〜79株保有:Cozy Milk(350g)24本セット+Cozy Milkカラダシルクin(200g)8本セット+同社公式webショップ全品20%オフクーポン
・80株以上保有:Cozy Milk(350g)24本+Cozy Milkカラダシルクin(200g)15本セット+同社公式webショップ全品30%オフクーポン

【申し込み方法】
・基準日経過後、IRにて、同社ECサイト内で使えるギフトコードを案内する。

【注意事項】
・1人、1年に1回限りの優待。
・クーポンの利用可能回数は1人1回とする。
・優待内容は変更や廃止になる場合がある。

発行者・募集情報

■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
Food Curate Lab株式会社
東京都目黒区中目黒一丁目5番10号フナイリバタテモノ
資本金:7,970,000円(2025年1月14日現在)
発行済株式総数:31,700株(同)
発行可能株式総数:1,000,000株
設立日:2023年8月25日
決算日:7月31日

■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 齊藤康平

■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 6,000株

■募集株式の払込金額
1株当たり 5,000円

■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額1,000万円を以下の目的に充てる予定。
広告宣伝費 480万円
研究開発費 300万円
手数料 220万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額2,000万円(目標募集額1,000万円と上限募集額3,000万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
研究開発費 1,000万円
新商品開発費用及び仕入 560万円
手数料 440万円

■投資金額のコース及び株数
100,000円コース(20株)
200,000円コース(40株)
300,000円コース(60株)
400,000円コース(80株)
500,000円コース(100株)
1,000,000円コース(200株)
2,000,000円コース(400株)
3,000,000円コース(600株)
4,000,000円コース(800株)
5,000,000円コース(1,000株)
10,000,000円コース(2,000株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(100株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(2,000株)を上限とする。

■申込期間
2025年3月18日〜4月7日

■目標募集額
10,000,000円(上限募集額 30,000,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は24,000,000円とする。

■払込期日
2025年5月1日

■連絡先
Food Curate Lab株式会社
電話番号:090-6148-4483
メールアドレス:info@foodcuratelab.com

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。(要・投資家登録)

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