日経225先物は11時30分時点、前日比360円高の3万7220円(+0.97%)前後で推移。寄り付きは3万7270円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万7360円)にサヤ寄せする形から、買い先行で始まった。現物の寄り付きに直後につけた3万7320円を高値に、3万7110円まで上げ幅を縮めたが、中盤にかけて再び3万7300円を回復。終盤にかけては3万7200円辺りでの膠着が続いた。
日経225先物は、ボリンジャーバンドの-1σ(3万6900円)を上回って推移している。ただし、週間形状では-1σが3万7270円辺りに位置しており、同水準では強弱感が対立している形である。3万7000円接近では押し目狙いのロングが入りやすいだろうが、週足の-1σ水準ではロングを解消する動きになっているようだ。押し目でのロングを意識しつつ、週足の-1σを明確に上抜けてくるかを見極めたいところであろう。
NT倍率は先物中心限月で13.67倍に低下した。朝方は13.73倍まで上昇したが、その後は13.65倍まで低下する場面もみられている。東京エレクトロン<8035>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型を牽引しているが、三菱重工業<7011>[東証P]、川崎重工業<7012>[東証P]、IHI<7013>[東証P]など防衛関連株への物色が強まっており、相対的にTOPIX型優位になっている。