株価指数先物【昼】 3万6000円割れでいったんはリバランスの動き

日経225先物は11時30分時点、前日比650円安の3万6430円(-1.75%)前後で推移。寄り付きは3万6270円と売りが先行し、シカゴ日経平均先物清算値(3万6475円)を割り込む形で始まった。その後は3万6200円〜3万6300円辺りでの保ち合いがみられたが、ショート優勢の流れのなか、中盤にかけて3万5980円まで下落幅を広げた。節目の3万6000円を割り込んだことで、いったんは底入れが意識され、終盤にかけてはショートカバーを誘う形で下落幅を縮めている。

日経225先物は、3万5980円まで売られた後は下げ幅を縮めてきたが、ボリンジャーバンドの-2σ(3万6630円)水準を超えられないと、戻り待ち狙いのショートが警戒されてくる可能性はありそうだ。3万6000円割れでいったんは底入れが意識されるものの、-2σ接近で上値を抑えられるようだと、3万6000円〜3万6500円辺りでのレンジが意識されてくるだろう。

NT倍率は先物中心限月で13.75倍に上昇した。一時13.64倍に低下する場面もみられたが、前場中盤以降は、NTショートを巻き戻す動きが入っているようだ。日経225先物の3万6000円割れで、リバランスに向かわせやすいタイミングになりそうだ。