今週の日経平均終値は3万9572円で、前週末比359円安でした。
今週の日経平均は2週ぶりに小反落しました。先週に続き今週も上値が4万ちょっとのところでストップさせられており、相変わらずボックス上限のカベの厚さを感じてしまいます。直近の日経平均の下値が切り上がっている点や、上場全銘柄で算出する指数トピックスが2週連続高となっている点などから、市場全体は高値安定基調にあると認識できますが、とにかく4カ月近くも抜けない上値のカベが存在する限り完全な上昇基調に入れないのが実情です。一方、日銀の利上げやトランプ関税への懸念がありながらの高値キープですから崩れない強さは十分証明されています。下値が極めて堅いなら後はいつ上放れするかだけといえるでしょう。個々の企業業績は着々と改善されてきているので、今年も前半のうちは押し目買い有利と考えます。（ストック・データバンク 編集部）