日経225先物 40230 +740 (+1.87%)
TOPIX先物 2804.5 +37.0 (+1.33%)
日経225先物(3月限)は前日比740円高の4万0230円で取引を終了。寄り付きは3万9610円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9700円)にサヤ寄せする形から、買い先行で始まった。直後に付けた3万9580円を安値にロング優勢の強い基調となり、前場中盤に4万円を回復。その後も強いトレンドを続け、ランチタイムでは4万0100円〜4万0270円辺りでの値動きとなった。午後の取引では利益確定に伴うロング解消もみられたが、一方で押し目買い意欲の強さが意識されるなか、終盤にかけて一時4万0460円まで買われた。
日経225先物は、市場参加者が限られるなか、実質2025年新年相場入りとなったことから、NISA(少額投資非課税制度)に絡んだ資金が投資信託経由で断続的に入ってきているようだ。先物市場では手当て買いの形で先回り的に資金が流入する形となり、前場中盤にはボリンジャーバンドの+2σが位置する4万円を回復すると、ショートカバーを交えた上昇により、12月12日につけた直近戻り高値および11月7日の4万0170円を突破した。
+2σ突破で短期的な過熱感が警戒されたものの、直近の戻り高値水準を一気に突破したことで、ショートカバーの動きが強まった。これにより7月半ば以来の水準を回復しており、今後のターゲットとしては、7月11日につけた4万2250円となる。
もっとも、10月以降からの抵抗水準でもあるため、まずは4万円固めに向かわせよう。+2σを突破し、+3σ(4万0580円)に接近してきたことから、短期的な過熱を冷ましたいところである。ただし、バンドは上向きで推移してきたため、+2σ水準では押し目狙いのロング対応に向かわせよう。
また、急ピッチの上昇によって、クリスマス休暇に入っていた海外投資家も一定程度はロングに傾けておきたいところであり、下値の堅さが意識されてくる可能性はありそうだ。
NT倍率は先物中心限月で14.34倍に上昇した。14.25倍をつける場面もみられたが、200日移動平均線(14.25倍)が支持線として機能する形で切り返しており、25日線(14.31倍)を上回り、一時75日線(14.35倍)を突破し14.40倍まで上昇する場面もみられた。朝方はバリュー株物色が優勢だったが、日経平均株価の4万円突破以降は、指数インパクトの大きい値がさハイテク株など日経平均型の強さが目立っていた。
手口面(3月限:立会内)では、ABNクリアリン証券が2万5401枚、ソシエテジェネラル証券が1万9773枚、JPモルガン証券が4200枚、バークレイズ証券が4133枚、ゴールドマン証券が3435枚、サスケハナ・ホンコンが3254枚、モルガンMUFG証券が2986枚、SBI証券が2664枚、ビーオブエー証券が2081枚、野村証券が1874枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が2万7169枚、ソシエテジェネラル証券が1万9913枚、JPモルガン証券が7356枚、バークレイズ証券が6958枚、ゴールドマン証券が6231枚、モルガンMUFG証券が4492枚、日産証券が2850枚、ドイツ証券が2576枚、ビーオブエー証券が2438枚、BNPパリバ証券が2390枚だった。