日経225先物は11時30分時点、前日比650円高の4万0140円(+1.64%)前後で推移。寄り付きは3万9610円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9700円)にサヤ寄せする形から、買い先行で始まった。直後に付けた3万9580円を安値にロング優勢の強い基調となり、終盤にかけて一時4万0200円まで上げ幅を広げた。
日経225先物は、市場参加者が限られるなか、実質2025年新年相場入りとなったことから、NISAに絡んだ資金が投資信託経由で断続的に入ってきているようだ。先物市場では手当て買いの形で先回り的に資金が流入する形となり、中盤にはボリンジャーバンドの+2σが位置する4万円を回復すると、ショートカバーを交えた上昇により、12月12日につけた直近戻り高値(4万0160円)および11月7日の4万0170円を突破してきた。+2σ突破で短期的な過熱感は警戒されてくると考えられるが、先高期待が高まるなか、押し目待ち狙いのロングが入りやすいだろう。
NT倍率は先物中心限月で14.33倍に上昇した。一時14.26倍をつける場面もみられたが、200日移動平均線(14.25倍)が支持線として機能する形で切り返しており、25日線(14.31倍)を上回ってきた。75日線(14.35倍)を捉えてくるようだと、NTロングに転換する可能性がありそうだ。