今週の日経平均終値は3万8701円で、前週末比768円安でした。
今週の日経平均は3週ぶりに反落しました。先週に上ヒゲを引いた週足で4万円のボックス上限突破が難しそうな雰囲気を出していましたが、今週になってさっそく反落するなどその通りの甘い展開となっています。下げても下値が52週移動平均線(3万8218円)にしっかりとサポートされているのでまだそれなりに安心感はありますが、かれこれ3カ月近くも上値4万円のカベを抜けずにいると、次に悪材料があって下げた場合はかなり強固な天井帯となってしまう可能性もあります。国内にはNISA(個人)、自社株買い(法人)、年金資金(公的資金)など株式を買う準備(待機)資金が豊富にあるため下げればすぐに買われる下値の耐性は十分にありますが、上値に関しては外国人の買い以外で突破したことはなく、逆に彼らが売り越しに転じてしまえば4万円は簡単には超えられない価格帯となってしまうでしょう。より米国株への依存度が高まっている状態といえます。(ストック・データバンク 編集部)