日経225先物 39200 -200 (-0.50%)
TOPIX先物 2724.5 -7.5 (-0.27%)
日経225先物(3月限)は前日比200円安の3万9200円で取引を終了。寄り付きは3万9330円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9255円)にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まった。前場中盤にかけて下げ幅を広げ、3万9130円まで売られたが、節目の3万9000円接近では押し目狙いのロングも入りやすく、前場終盤にかけては3万9380円まで下落幅を縮めた。
ただし、ランチタイムではショート優勢となり、現物の午後の取引開始時に3万9110円まで売られた。売り一巡後は3万9150円から3万9250円辺りで下げ渋る動きをみせたが、終盤にかけて持ち高調整とみられるロング解消が優勢となり、引け間際には一時3万9090円と3万9100円を割り込んだ。
日経225先物は3万9380円まで持ち直す場面もみられたが、同水準に位置するボリンジャーバンドの+1σ(3万9380円)を明確に上抜けることができず、その後はショート優勢の流れとなった。ただ、節目の3万9000円を割り込まなかったことで積極的にショートを仕掛けてくる動きも限られ、スキャルピング中心のトレードとはいえ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を前に膠着感の強い相場展開となった。
日経225先物は終日弱含んだが、節目の3万9000円接近では底堅さがみられたほか、上値は+1σとの狭いレンジであった。12月12日に一時4万0160円まで買われた後は4日続落と調整を継続しているため、押し目待ち狙いのロングは積み上がっていないだろう。FOMCの結果とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見を受け、ナイトセッションで大きく振れる可能性はありそうだ。
+1σ水準を上回ってくると、節目の3万9500円突破が意識されてこよう。一方で、3万9000円を下回ってきたとしても、25日移動平均線が位置する3万8880円辺りをボトムとした押し目狙いに向かわせよう。
NT倍率は先物中心限月で14.38倍に低下した。一時14.32倍まで下げ、支持線として意識されている75日線(14.33倍)を下回る場面もみられた。ホンダ <7267> [東証P]との経営統合を検討と伝えられた日産自動車 <7201> [東証P]がストップ高まで買われるなど、自動車株の上昇によって相対的にTOPIX型優位となった。ただし、支持線水準まで低下したことで、スプレッド狙いのリバランスとしては一巡感が意識され、その後は14.40倍近辺での推移が目立った。
手口面(3月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万4006枚、ソシエテジェネラル証券が1万0837枚、サスケハナ・ホンコンが3795枚、日産証券が3079枚、バークレイズ証券が2982枚、JPモルガン証券が1775枚、野村証券が1318枚、松井証券が878枚、モルガンMUFG証券が681枚、楽天証券が669枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が1万7136枚、ソシエテジェネラル証券が1万3148枚、バークレイズ証券が5798枚、日産証券が3671枚、JPモルガン証券が3269枚、ゴールドマン証券が2752枚、モルガンMUFG証券が2097枚、ビーオブエー証券が1166枚、野村証券が772枚、シティグループ証券が681枚だった。