日経225先物は11時30分時点、前日比180円高の3万9210円(+0.46%)前後で推移。寄り付きは3万9370円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9335円)にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まり、3万9460円まで買われた。ただし、3万9500円接近では上値の重さが意識されるなか、中盤にかけて軟化し、一時3万8970円と下落に転じる場面もみられた。もっとも、これまで同様、3万9000円近辺では押し目待ち狙いのロングが入っており、終盤にかけては3万9200円〜3万9300円辺りでの推移を継続。
日経225先物は、オプション権利行使価格の3万9000円から3万9500円でのレンジ取引となった。朝方に3万9460円まで買われたが、アドバンテスト <6857> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]が寄り付き直後に下げ幅を広げる動きとなるなか、ショートを誘う形になったようだ。一方で、3万9000円近辺では押し目待ち狙いのロングが入り、終盤にかけてショートカバーに向かわせたようだ。
指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が弱い値動きながら、ファーストリテイリング <9983> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が買われており、日経平均型を支えている。日経225先物は終盤にかけての切り返しでボリンジャーバンドの+1σ(3万9290円)を上回る場面もみられた。+1σを上回っての推移が続くようだと、短期的なショートカバーが入りやすくなろう。
NT倍率は先物中心限月で14.31倍に低下した。一時14.35倍を付けた後は値がさ半導体株の下げが影響する形となり、14.30倍まで下げる場面もみられた。これにより75日移動平均線(14.32倍)を下回ってきたが、25日線(14.29倍)辺りを支持線とした動きも意識されやすく、NTショートを仕掛けにくくさせそうである。