株価指数先物【昼】 3万9000円近辺では押し目狙いのロング対応

日経225先物は11時30分時点、前日比340円安の3万9050円(-0.86%)前後で推移。寄り付きは3万9330円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9340円)にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まった。その後3万9470円とプラスに転じる場面もみられたが、節目の3万9500円を捉えることができず、再び下げに転じると、次第に利益確定に伴うロング解消のほか、短期的なショートが入る形で下落幅を広げており、終盤にかけて3万9010円まで売られた。

日経225先物は、米国市場の流れを引き継ぐ形でショート優勢の展開となった。寄り付き直後にプラスに転じたが、節目の3万9500円を捉えることができなかったため、ロング解消の動きに向かわせたようだ。また、為替市場では円相場が1ドル=149円台と円高に振れて推移していることも慎重姿勢につながった。終盤にかけて3万9010円まで売られており、節目の3万9000円割れを狙った動きも出てきそうだが、短期的なショートと考えられるため、その後のカバーを狙った押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。

NT倍率は先物中心限月で14.33倍に低下した。米国市場の流れから前日の上昇に対する反動は想定内だろう。14.32倍辺りで推移する75日移動平均線が支持線として意識されるなか、リバランスの動きから、NTロングを組成するトレードに向かわせる可能性はあるだろう。