日経225先物は11時30分時点、前日比750円安の3万8020円(-1.93%)前後で推移。寄り付きは3万7890円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8030円)にサヤ寄せする形で、売り先行で始まった。寄り付き直後に付けた3万7880円を安値に押し目狙いのロングが入り、3万8210円まで下げ幅を縮める場面もみられた。積極的にポジションを傾けづらい需給状況のなかであるが、3万8000円を下回る局面においては押し目を拾う動きがみられた。
日経225先物は75日移動平均線(3万8050円)水準での攻防をみせている。オプション権利行使価格の3万8000円を中心とした、上下の権利行使価格3万7875円から3万8250円での狭いレンジでの推移となった。ファーストリテイリング <9983> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株の下げが重荷となっているが、一方で、著名投資家のウォーレン・バフェット氏が日本への投資を強化するとの観測から昨日同様、商社株の強さが目立っており、指数を支えている。
NT倍率は先物中心限月で14.24倍に低下した。商社株などTOPIX型に買いが入っており、足もとのレンジとなる14.30倍〜14.40倍を下放れてきた。25日線(14.22倍)、200日線(14.23倍)が支持線として意識されやすいが、NTショートでのスプレッド狙いの動きが入りやすくなりそうだ。