始値 39025.31
高値 39080.64(09:03)
安値 38476.51(13:13)
大引け 38700.87(前日比 +53.12 、 +0.14% )
売買高 14億0154万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆3216億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続伸、朝方に大幅高も伸び悩む展開に
2.後場寄りにマイナス転換、その後終盤に切り返す
3.米株市場では ダウが最高値更新、円安も追い風に
4.半導体主力株売られ、銀行など金融株が買われる
5.今晩の米株休場で、売買代金は低水準にとどまる
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比228ドル高と続伸した。米経済の底堅さを示す統計が好感されるなか、FRBが9月に利下げを始めるとの見方が引き続き好感された。
週明けの東京市場では、方向感の見えにくい地合いとなり、日経平均株価は朝高後に軟化したが、その後切り返し、結局小幅プラス圏で着地している。
2日の東京市場は、朝方はリスク選好ムードだったが、買い一巡後は値を消し、後場寄り早々に下げに転じる場面もあった。前週末の米国株市場ではNYダウが史上最高値を連日で更新、外国為替市場でもドルが買われ円安方向に振れたことから、東京市場も買い優勢でスタートした。しかし、寄り付きでフシ目の3万9000円台を約1ヵ月ぶりに回復したものの、その後は次第に上げ幅を縮小する展開に。半導体製造装置の主力銘柄が米半導体株高に追随できず、朝高後に売られる格好となり、全体指数を押し下げる形となった。週末に8月の米雇用統計発表を控え、足もと買い手控えムードも漂う。ただ、銀行や保険などの金融株が高く全体を支えた。日本時間今晩の米国株市場がレーバーデーで休場ということもあり、海外投資家の参戦が限られ、プライム市場の売買代金は3兆3000億円台と低水準だった。
個別では、アドバンテスト<6857>が商いを伴い上昇、ソフトバンクグループ<9984>も頑強な値動き。IHI<7013>が大きく水準を切り上げ、川崎重工業<7012>も値を上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>も堅調。フジクラ<5803>が物色人気、さくらインターネット<3778>は大幅高となった。ACCESS<4813>が値上がり率トップに買われ、ラクーンホールディングス<3031>が急騰、日本システム技術<4323>も値を飛ばした。このほか、東京センチュリー<8439>も大きく上値を追った。
半面、売買代金首位のレーザーテック<6920>、同2位のディスコ<6146>、同3位の東京エレクトロン<8035>が揃って下落、三菱重工業<7011>も小幅ながら下げた。日本郵船<9101>も下値を試す展開に。アンビスホールディングス<7071>、ホーチキ<6745>が急落、住友ファーマ<4506>、中外製薬<4519>、ケアネット<2150>も大幅安となった。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、TDK <6762>、ファストリ <9983>、SBG <9984>、京セラ <6971>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約108円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は中外薬 <4519>、東エレク <8035>、ディスコ <6146>、レーザーテク <6920>、第一三共 <4568>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約96円。
東証33業種のうち上昇は19業種。上昇率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)銀行業、(3)その他金融業、(4)保険業、(5)証券商品先物。一方、下落率の上位5業種は(1)医薬品、(2)海運業、(3)陸運業、(4)不動産業、(5)食料品。
■個別材料株
△イシン <143A> [東証G]
BtoGマーケティングサービスがタイミー <215A> に採用。
△ラクーンHD <3031> [東証P]
5〜10月期営業78%増益予想と急拡大。
△さくらネット <3778> [東証P]
「総務省がデータセンターの地方分散後押し」と報道。
△ジーダット <3841> [東証S]
仏企業と国内販売代理店契約を締結。
△サスメド <4263> [東証G]
不眠障害アプリで保険収載手続きに向け一部変更承認申請を実施。
△トリケミカル <4369> [東証P]
半導体業界の業容改善背景に業績上方修正。
△ACCESS <4813> [東証P]
上半期営業損益は赤字幅が一段と縮小。
△QPS研究所 <5595> [東証G]
IHI <7013> 、防衛省の概算要求額は過去最大で衛星網構築着手へ。
△エフ・コード <9211> [東証G]
高業績変化見直し買い。
△FLネット <9241> [東証G]
新会社「地域活性AIテクノロジーズ」を設立。
▼ホーチキ <6745> [東証P]
エアウォータ <4088> などによる売り出し決議で需給悪化。
▼ホトニクス <6965> [東証P]
株式の売り出し決議で需給面でのネガティブな影響を警戒。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ACCESS <4813>、(2)ラクーンHD <3031>、(3)日シス技術 <4323>、(4)さくらネット <3778>、(5)東京センチュ <8439>、(6)ユアテック <1934>、(7)Jテック・C <3446>、(8)Lドリンク <2585>、(9)ユニオンツル <6278>、(10)IHI <7013>。
値下がり率上位10傑は(1)アンビスHD <7071>、(2)ホーチキ <6745>、(3)住友ファーマ <4506>、(4)中外薬 <4519>、(5)円谷フィHD <2767>、(6)ケアネット <2150>、(7)ZOZO <3092>、(8)アズワン <7476>、(9)ホトニクス <6965>、(10)レック <7874>。
【大引け】
日経平均は前日比53.12円(0.14%)高の3万8700.87円。TOPIXは前日比3.36(0.12%)高の2715.99。出来高は概算で14億0154万株。東証プライムの値上がり銘柄数は628、値下がり銘柄数は967となった。東証グロース250指数は667.65ポイント(1.36ポイント安)。
[2024年9月2日]