外為サマリー:157円80銭前後で一進一退、米祝日を控え方向感に欠ける

19日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=157円77銭前後と前日午後5時時点に比べ30銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=169円42銭前後と同10銭強のユーロ安・円高で推移している。

ドル円は、157円80銭ラインを中心とする一進一退が続いた。前日発表の米5月小売売上高は市場予想を下回ったことから米長期金利が低下。これを受け、ニューヨーク市場で相場は157円後半にレンジを切り下げたが、19日は米国が奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の祝日となることから、東京市場に移ってから様子見姿勢が強く方向感に欠ける展開が続いた。日銀は4月25〜26日に開いた金融政策決定会合の議事要旨を公表したものの、目新しい意見は乏しく市場の反応は限定的だった。

ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0737ドル前後と同0.0010ドル強のユーロ高・ドル安で推移している。