日経平均は120円高でスタート、レーザーテックや川崎汽船などが上昇/寄り付き概況

日経平均 : 38766.21 (+120.10)
TOPIX : 2749.60 (+7.06)

[寄り付き概況]

5月27日の日経平均は前週末比120.10円高の38766.21円と反発でスタート。24日の米国市場でダウ平均は4.33ドル高の39069.59ドル、ナスダックは184.77ポイント高の16920.80で取引を終了。

人工知能(AI)ブームを背景としたハイテクセクターの買いが根強く相場を支援し寄り付き後、上昇。耐久財受注や消費者信頼感指数が良好だったほか、期待インフレ率が予想を下回ったため長期金利が低下に転じたため、一段高となった。連休を控え参加者が限られダウの上値は限定的となったが、ナスダックは半導体エヌビディア(NVDA)株主導で、終盤にかけて上げ幅を拡大し、過去最高値を更新。ダウもかろうじてプラス圏を回復し終了した。

シカゴ日経225先物は大阪比200円高の38800円。本日の日経平均は買い先行でスタート。ただし、米国市場がメモリアルデーの祝日となる影響から海外勢の商いは限られると考えられるなか、寄り付き後は上値の重さも意識されている。

東証プライム市場の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、川崎汽船<9107>、三菱重<7011>、日立<6501>、トヨタ自<7203>、商船三井<9104>、日本郵船<9101>などが上昇。一方、ニデック<6594>、TOWA<6315>などが下落。業種別では、海運、電気ガス、保険などが上昇率上位で推移している。
《CS》