ダウ先物は上昇 ナスダック100は大幅高 エヌビディアの決算がムード高める=米国株

米株価指数先物(6月限)(NY時間08:52)(日本時間21:52)
ダウ先物 39860(+77.00 +0.19%)
S&P500 5366.00(+38.00 +0.71%)
ナスダック100先物 19014.25(+227.50 +1.21%)

米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500が上昇しているいほか、ナスダック100が大幅高となっている。前日引け後に発表したエヌビディア<NVDA>の決算がIT・ハイテク株中心に市場のムードを高めているようだ。エヌビディアの株価は時間外で1000ドル台に上昇しており、他のAI関連の人気銘柄も連れ高となっている。

エヌビディアの2-4月期決算(第1四半期)は1株利益、売上高が予想を上回ったほか、AIチップを扱うデータセンター部門の売上高も226億ドルと予想を上回った。第2四半期の売上高見通しも予想を上回っている。増配と株式分割も発表。今回も強気な決算を発表した。

アナリストからは「同社は大きな期待に直面しながらも、再びステップアップし結果を出した。データセンターの売上は好調でガイダンスも印象的だった。高いハードルを再びクリアした」との評価が出ている。

ただ、前日の米株式市場はタカ派色が強かったFOMC議事録を受けて後半に下げ幅を拡大していた。インフレの膠着懸念とFRBが利下げを先送りするのではないかという懸念を煽っている。この点については、先行きの経済データを確認するほかは無さそうだ。

化学のデュポン<DD>が時間外で上昇。公開会社3社に分割する計画を発表。税負担のない取引を通じてエレクトロニクス部門と水部門を分離する。残る事業はバイオ医薬品や医療機器などの分野に集中するほか、特殊不織布「タイベック」や繊維「ケブラー」などの製品を扱う。

クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレイク<SNOW>が決算を受け時間外で上昇。売上高が予想を上回ったほか、ガイダンスも公表し、通期の製品売上高の見通しを上方修正した。

VANSやノースフェイスなどのブランドを所有するVF<VFC>が時間外で下落。前日引け後に1-3月期決算(第4四半期)を発表し、1株損益が予想外の赤字となったことや、売上高も予想を下回り、7四半期連続の減収となった。

(NY時間09:02)(日本時間22:02)時間外
デュポン<DD> 81.34(+2.79 +3.55%)
VF<VFC> 11.44(-0.89 -7.22%)
スノーフレーク<SNOW> 171.22(+7.88 +4.82%)

アップル<AAPL> 191.31(+0.41 +0.21%)
マイクロソフト<MSFT> 434.30(+3.78 +0.88%)
アマゾン<AMZN> 184.27(+1.14 +0.62%)
アルファベット<GOOG> 178.74(+0.74 +0.42%)
テスラ<TSLA> 181.20(+1.09 +0.61%)
メタ<META> 474.29(+6.51 +1.39%)
エヌビディア<NVDA> 1014.74(+65.24 +6.87%)
AMD<AMD> 170.94(+5.42 +3.27%)
イーライリリー<LLY> 806.08(+3.17 +0.39%)