16日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=154円18銭前後と前日午後5時時点に比べ1円90銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=167円73銭前後と同1円20銭強のユーロ安・円高で推移している。
ドル円は、午前9時時点では154円30銭前後で推移していたが、午前9時50分過ぎには153円50銭台までドル安・円高が進行。その後、午後3時にかけて154円10銭前後に値を戻した。前日発表された米4月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことから、米長期金利が低下。日米金利差縮小の観測からドル売り・円買いが強まった。ドルは一時、今月7日以来の153円台まで下落したが、急激なドル安・円高の進行を受け下値には値頃感からの買いも流入した。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0879ドル前後と同0.0050ドル強のユーロ高・ドル安で推移している。