東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 19390.32(+316.61 +1.66%)
中国上海総合指数 3134.97(+15.07 +0.48%)
台湾加権指数 21337.67(+190.46 +0.90%)
韓国総合株価指数 2753.08(+22.74 +0.83%)
豪ASX200指数 7892.10(+138.40 +1.78%)
インドSENSEX30種 73189.50(+202.47 +0.28%)
アジア株は上昇、きのうの米株大幅高を好感した買いが続いている。米CPIの伸びが前月から鈍化したことを受け、FRBが9月までに利下げを開始するとの見方が強まっている。一部で7月の利下げ予想が復活。
休場明け香港株は大幅高、昨年8月以来の高値をつけている。香港は米ドルとのペッグ制を採用していることから金融政策を米国に連動させている。そのため、FRBが秋に利下げを開始するようであれば香港も米国に追随して基準金利を引き下げる。
中国が地方政府に売れ残り物件を買い取らせる案を計画しているとの報道が材料視されており、不動産株が大幅高となっている。不動産開発会社の龍湖集団は12%超高、CG SERVICESは6.2%高、恒基兆業地産は5.4%高、中国海外発展は4.8%高。
銀行や保険、カジノ、旅行、ハイテク、医療品関連も総じて上昇している。テンセントホールディングスは4.3%高、第1四半期決算の純利益が62%増と大幅増益となったことが好感されている。好決算を受け米モルガンスタンレーはテンセントの目標株価を450香港ドルに、ゴールドマンサックスは466香港ドルに引き上げた。
台湾株は4営業日連続で史上最高値を更新、半導体関連が総じて上昇している。TSMCは0.4%高、序盤に上場来高値をつけた。米アリゾナ州フェニックスにあるTSMC工場で爆発があったものの従業員に負傷者はおらず、ひとまず安心感が広がっている。
豪州株は6週間ぶり高値をつけている。豪州4月の雇用統計で失業率が悪化したことを受け年内の利下げ観測が復活している。
上海株は反発。不動産株は引き続き堅調だが米中関係悪化が懸念されており上値は重い。ロシアのプーチン大統領が中国を訪問し習近平国家主席と会談したことも、中国と西側諸国の関係悪化につながる恐れがある。
あすは中国4月の小売売上高や鉱工業生産、新築・中古住宅価格、不動産投資、失業率が発表される。