東京時間11:02現在
香港ハンセン指数 19197.34(+123.63 +0.65%)
中国上海総合指数 3129.03(+9.13 +0.29%)
台湾加権指数 21496.26(+349.05 +1.65%)
韓国総合株価指数 2752.62(+22.28 +0.82%)
豪ASX200指数 7891.40(+137.70 +1.78%)
アジア株は全面高、前日の米株大幅高を受け買い優勢で始まった。米消費者物価指数が前月から伸びが鈍化たことを受け、一部で米利下げ開始7月予想が復活、少なくとも9月までには利下げを開始との見方が強まっている。
休場明け香港株は0.65%高。龍湖集団や華潤置地、中国海外発展、恒基兆業地産など不動産株の上げが目立つ。中国当局が地方政府に売れ残り物件を買い取らせる案を計画しているとの報道が材料視されている。地方政府が経営難に陥っている不動産開発業者から売れ残った住宅を大幅な割引価格で購入したのち低価格住宅として販売する方針か。これにより不動産業者は過剰在庫を消化できる。ただ、それでも不動産市場が安定するまで時間はかかりそうだ。売れ残った住宅在庫は昨年末時点で36億平方メートルを超えている。
テンセントホールディングスは5.6%高、第1四半期決算の純利益が62%増と大幅増益となったことが好感されている。好決算を受け、米モルガンスタンレーはテンセントの目標株価を450香港ドルに、ゴールドマンサックスは466香港ドルに引き上げた。一方、アリババは3.9%安。純利益96%減となったことが嫌気されている。
豪州株は6週間ぶり高値、雇用統計を受け上げ幅を拡大している。豪失業率が4月に4.1%と前回から悪化したことを受け、年内の豪利下げ観測が復活している。不動産やハイテク、消費財、医療品、生活必需品など幅広い銘柄が上昇している。
台湾株は4営業日連続で史上最高値を更新。不動産やハイテク関連が大幅高。TSMCは1.8%高、米アリゾナ州フェニックスにある工場で爆発があったとの報道が伝わっているが、今のところ株価への影響は見られない。