日経VI:低下、株価堅調で警戒感が後退

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は7日、前日比-0.71(低下率3.57%)の19.20と低下した。なお、高値は19.78、安値は19.19。東京市場が4連休の間に米株式市場で主要指数が大きく上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは安心感から低下して始まった。取引開始後の買い一巡後は日経225先物が伸び悩む場面があったが、下値は堅く、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは終日、4連休前の2日の水準を下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

《SK》