株価指数先物【昼】 買い一巡後に軟化するもショートも仕掛けづらい

日経225先物は11時30分時点、前日比200円高の3万7810円(+0.53%)前後で推移。寄り付きは3万7850円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万7665円)を上回り、買い先行で始まった。直後に付けた3万7880円を高値に軟化し、中盤にかけて一時3万7570円と下落に転じる場面も見られた。ただし、終盤にかけてはショートカバーが優勢となり、寄り付き水準まで買い戻されている。

米国の時間外取引で、マイクロソフト<MSFT>、アルファベット<GOOG>が決算評価から買われるなか、ロング優勢で始まった。ただし、国内では信越化学工業 <4063> [東証P]が決算を受けて売りが先行したほか、ディスコ <6146> [東証P]は決算評価から買いが先行したものの、その後は下落に転じており、慎重姿勢に向かわせた。また、日銀の金融政策決定会合の結果待ちのなか、買い一巡後はショート優勢となったようだ。ただし、積極的にはショートも仕掛けづらく、日銀会合の結果を控え、終盤にかけてはカバーが入る形だった。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.14倍に上昇した。一時14.17倍まで上昇し、14.77倍辺りに位置する200日移動平均線を捉える場面も見られた。後場は日銀会合通過後のアク抜けと、大型連休に入ることでリバランスに伴うNTショートを巻き戻す動きがみられるかが注目されそうだ。