外為サマリー:154円60銭台で推移、CPIへの反応は限定的

19日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=154円63銭前後と前日の午後5時時点に比べて35銭程度のドル高・円安となっている。

18日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円64銭前後と前日に比べて25銭程度のドル高・円安で取引を終えた。同日に発表された米経済指標が堅調だったほか、米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派的な発言を受けて一時154円68銭まで上伸した。

前日に米長期金利が上昇し、この日の東京市場では日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りが優勢となっている。ただ、日本政府・日銀による円買い介入への警戒感から上値に対しては慎重ムードで、ドル円相場は154円60銭台を中心に推移している。なお、総務省が朝方発表した3月の消費者物価指数(CPI)は、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が前年同月比で2.6%上昇したが、いまのところ相場の反応は限定的となっている。

ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0639ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0040ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=164円51銭前後と同25銭程度のユーロ安・円高で推移している。