18日の米株式市場の概況、NYダウ小反発 米金利上昇でハイテク株は軟調

18日の米株式市場で、NYダウは前日比22.07ドル高の3万7775.38ドルと小反発した。ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が買われダウを押し上げた。NYダウは一時300ドルを超す上げとなったが、上値の重さが意識される展開だった。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が講演のなかで、利下げの緊急性がないとの認識を示したほか、この日発表された経済指標を受けて米国景気の底堅さが意識され、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が後退。米長期金利が4.6%台に上昇し、ハイテク株の重荷となった。

ユナイテッドヘルス・グループのほか、トラベラーズ<TRV>やナイキ<NKE>、ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>が堅調推移。アラスカ・エア・グループ<ALK>とスナップ<SNAP>が大幅高となった。一方、ウォルト・ディズニー<DIS>やウォルマート<WMT>が冴えない展開となり、ラスベガス・サンズ<LVS>とエキファックス<EFX>が急落した。

ナスダック総合株価指数は81.874ポイント安の1万5601.499と5日続落した。アップル<AAPL>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>、マイクロソフト<MSFT>が売られ、テスラ<TSLA>が下値を探り、マイクロン・テクノロジー<MU>やアプライド・マテリアルズ<AMAT>、インテル<INTC>が軟調だった。半面、エヌビディア<NVDA>とメタ・プラットフォームズ<META>、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が上昇した。