外為サマリー:一時153円90銭台へドル下落、政府・日銀による介入警戒感強い

18日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=154円28銭前後と前日午後5時時点に比べ30銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=164円79銭前後と同50銭程度のユーロ高・円安で推移している。

17日に日米韓の財務相が為替動向について「緊密に協議する」との共同声明をまとめたことに加え、この日、神田財務官が「為替を含む過去のコミットメントをG7共同声明で再確認した」と発言。政府・日銀による為替介入への警戒感が高まり、午前11時10分過ぎには一時153円95銭近辺までドル安・円高が進んだ。ただ154円割れの水準では値頃感からの買いも入り、午後2時10分過ぎには154円30銭台まで値を戻した。今晩は米新規失業保険申請件数や米3月中古住宅販売件数などが発表される。

ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0680ドル前後と同0.0050ドル強のユーロ高・ドル安で推移している。