外為サマリー:米金利の先高観根強く一時154円40銭台に下げ渋る

18日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=154円29銭前後と前日の午後5時時点に比べて30銭強のドル安・円高となっている。

17日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=154円39銭前後と前日に比べて30銭強のドル安・円高で取引を終えた。日米韓の財務相が為替動向について「緊密に協議する」との共同声明をまとめたことで、為替介入への警戒感から一時154円16銭まで軟化した。

ただ、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が16日にインフレ抑制には想定より時間がかかるとの認識を示していることなどから米利下げ観測は後退しており、ドルの下値では押し目買いが入りやすい。米金利の先高観は依然として根強く、この日の東京市場でドル円相場は154円40銭台に下げ渋る場面があった。

ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0670ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0045ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=164円62銭前後と同35銭程度のユーロ高・円安で推移している。