日本時間23時に発表になった2月の米求人件数は875．6万件となり、下方修正された前回値から上昇した。ただ、同指標はこのところ市場が敏感な反応を示す指標の1つとなっているが、減少傾向は継続しており、前回値の大幅な下方修正もあって、市場はドル安、株高の反応が一時的に見られた。ただ、労働需給のひっ迫は緩和されているものの、依然として高水準での推移は続いており、市場も一時的な反応に留まっている。（訂正）
なお、低下傾向が続いていた離職率は2．2％と前回と変わらずだった。ピークだった2022年4月の3．0％や、パンデミック以前の平均2．3％よりは下回っている。
JOLTS求人件数（2月）23:00
結果 875.6万人
予想 877.0万人 前回 874.8万人（886.3万人から修正）