東京為替:ドル・円は伸び悩み、午後は動意薄

28日の東京市場でドル・円は伸び悩み。米連邦準備制度理事会(FRB)当局者のタカ派的な見解でドル買いが優勢となり、151円24銭から151円54銭まで値を上げた。ただ、日本政府の円安けん制で円買い圧力が強く、午後は151円30銭付近でもみ合った。
・ユーロ・円は163円86銭から163円36銭まで下落。
・ユーロ・ドルは1.0827ドルから1.0792ドルまで値を下げた。
・日経平均株価:始値40,324.42円、高値40,482.02円、安値40,054.06円、終値40,168.07円(前日比594.66円安)
・17時時点:ドル円151円30-40銭、ユーロ・円163円40-50銭
【要人発言】
・ウォラー米FRB理事
「データは今年の利下げの可能性が少ないことを示唆」
「賃金上昇圧力は緩和しつつある」
「利上げの可能性は極めて低い」
・林官房長官
「為替市場の動向、高い緊張感をもって注視」
「行き過ぎた動きにあらゆる手段を排除せず適切に対応」
「為替介入については具体的な見解を控える」
・日銀金融政策決定会合における主な意見(3月18・19日)
「普通の金融緩和への移行、中期的にプラスの効果を期待できる」
「今回の措置で金融市場に大きな変動が起こる可能性は低い」
「政策枠組みの見直し、金融引き締めへのレジーム転換ではない」
「マイナス金利とYCCの同時解除、金融環境に非連続的な変化をもたらすリスク」
「大規模緩和を上手に手仕舞うためにはこれからの政策の手綱さばきが重要」
【経済指標】
・豪・2月小売売上高:前月比+0.3%(予想:+0.4%、1月:+1.1%)
・英・10-12月期GDP改定値:前年比-0.2%(予想:-0.2%、速報値:-0.2%)
・英・10-12月期経常収支:-212億ポンド(予想:-214億ポンド、7-9月期:-185億ポンド←-172億ポンド)

《TY》