日経平均寄与度ランキング(大引け)~東証グロ-ス指数は5日続落、直近IPO銘柄の日替わり物色続く

東証グロース市場指数
924.28 -5.47

出来高
1億1548株

売買代金
1744億円

東証グロース市場250指数
734.79 -4.44

出来高
5919万株

売買代金
781億円

本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに5日続落。値上がり銘柄数は211、値下り銘柄数は311、変わらずは38。

27日の米国市場は反発。ダウ平均は477.75ドル高(+1.22%)の39760.08ドル、ナスダックは83.83ポイント高(+0.51%)の16399.52、S&P500は44.91ポイント高(+0.86%)の5248.49で取引を終了した。値ごろ感からの買いに、寄り付き後から上昇。携帯端末のアップルや電気自動車テスラなど一部ハイテク株の回復、利下げ期待やソフトランディング期待を受けた買いが引き続き支援し、相場は終日堅調に推移した。終盤にかけ、月末、期末に向けた調整と見られる買戻しに上げ幅を拡大し終了。

米国株は上昇したものの、東証グロース市場は高安まちまちで取引を開始。期末特有の需給に絡んだ売買が東証プライム市場中心に入ったこともあり、東証グロース市場指数、東証グロース250指数ともに前日終値水準を挟んだもみ合いとなった。IPO中心の地合いで主力銘柄への関心が向かわなかったこともあり、売買代金は低迷。両指数は前日比マイナス圏での推移となった。

個別では、エネチェンジ<4169>が、24年12月期業績予想を未定に修正し、有報の提出期限延長申請を検討と発表したことでストップ安となったほか、サンバイオ<4592>も売り継続。時価総額上位銘柄では、フリー<4478>、ライフネット<7157>が下落。下落率上位銘柄では、シンカ<149A>、ハッチ・ワーク<148A>、イシン<143A>と直近IPO銘柄がランクイン。

一方、直近IPO銘柄のダイブ<151A>、ソラコム<147A>、トライアルホールディングス<141A>がにぎわった。時価総額上位銘柄では、ティーケーピー<3479>、GMOフィナンシャルゲート<4051>が上昇。上昇率上位銘柄では、地域新聞社<2164>、リグア<7090>、クオリプス<4894>がランクイン。

東証グロース市場Core指数では、ティーケーピー、GMOフィナンシャルゲートのほか、JTOWER<4485>、弁護士ドットコム<6027>が上昇。

なお、本日グロース市場に上場したカウリス<153A>の初値は公開価格を87.9%上回る2875円、情報戦略テクノロジー<155A>の初値は公開価格の約2.2倍となる1021円となった。
《CS》