東京株式(寄り付き)=買い先行、配当権利取りで下値抵抗力発揮か

27日の東京株式市場は買い先行、寄り付きの日経平均株価は前営業日比119円高の4万517円と反発。

前日の欧州株市場では主要国の株価指数が総じて上昇したが、米国株市場では取引終盤に値を崩しNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに続落歩調となった。週末にグッドフライデーの祝日に伴い休場となることで買い気が盛り上がらず、機関投資家のポジション調整の売りが引け際に出て全体指数を押し下げた。東京市場でも海外投資家の積極的な買いが見込みにくく上値の重い展開が想定される。ただ、きょうは3月の権利取り最終売買日であることから、駆け込みで期末の配当権利を確保しようとする買いが全体相場の下支え要因となる。日経平均は4万円トビ台半ばで強弱観を対立させそうだ。