このあとFOMC結果発表 場合によっては激しい反応も

このあと現地時間午後2時(日本時間21日午前3時)にFOMCの結果が発表され、その30分後にパウエルFRB議長の会見が予定されている。金融政策は据え置きが確実視されており、注目はパウエル議長の会見などになるが、今回はFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)と経済見通しも公表される。

先週の高いインフレ指標を受けて、市場は早期利下げ期待を後退させており、年内の利下げ回数も3回を織り込めていない状況。12月FOMC時のドット・プロットは、今年3回の利下げ(計0.75%)を見込み、ハト派サプライズとなっていたが、市場ではそれが2回に減るのではとの観測も強まっているようだ。

ただ一部からは、雇用が次第に落ち着きを取り戻す中で、パウエルFRB議長は景気の先行きを気にしており、意外に3回の利下げ予想とハト派スタンスを維持するのではとの観測も出ている中、内容次第では激しい反応も警戒される。