ダウ先物は小動き 次の材料待ちの雰囲気=米国株

米株価指数先物(6月限)(NY時間08:46)(日本時間21:46)
ダウ先物 39504(+24.00 +0.06%)
S&P500 5239.00(-2.25 -0.04%)
ナスダック100先物 18425.75(-51.50 -0.28%)

米株価指数先物市場でダウ先物、ナスダック100とも小幅な推移となっている。前日の米消費者物価指数(CPI)は高い数字となったものの、FRBのスタンスに変化は与えないとの見方から、米株式市場は上昇し、S&P500は終値ベースで最高値を更新。エヌビディア<NVDA>を始めとしたIT・ハイテク株が上げを先導した。

本日はその上げも一服しており、明日の米生産者物価指数(PPI)や小売売上高、そして来週のFOMCといった次の材料を待ちたい雰囲気が広がっている。

「FRBがこの景気サイクルを終わらせるとは考えていない。最終的にこの景気拡大の終わりを決めるのは、何らかのショックが有無だ。そうでなければ、かなりの期間、後期サイクルとみなされる状態になる可能性がある」との指摘も出ている。

強気相場がここ数週間、広がりを見せているが、エヌビディアは依然として重要な指標銘柄となっている。前日は7%超上昇し、先週末からの下げをほぼ帳消しにしている。年初来の上昇率は約86%。本日は時間外で下落している。

インテル<INTC>が時間外で下落。前日引け後に米防総省が同社への半導体補助金として最大25億ドル拠出する計画を撤回すると伝わった。

医療機器のGEヘルスケア<GEHC>が時間外で下落。モルガンスタンレー(MS)<MS>の関連会社がGEヘルスケア株を1400万株売り出すと発表した。

ディスカウントショップのダラー・ツリー<DLTR>が時間外で下落。取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高が予想を下回ったほか、通期の売上高見通しも予想を下回った。同社は、ポートフォリオの最適化見直しの一環として、上半期中にファミリーダラー部門で約600店舗を閉鎖する計画を発表した。

引け後の決算では住宅建設のレナー<LEN>が発表予定。

(NY時間08:56)(日本時間21:56)時間外
インテル<INTC> 44.45(-0.79 -1.75%)
GEヘルスケア<GEHC> 88.00(-3.82 -4.16%)
ダラー・ツリー<DLTR> 136.00(-13.69 -9.15%)

アップル<AAPL> 173.11(-0.12 -0.07%)
マイクロソフト<MSFT> 417.51(+2.23 +0.54%)
アマゾン<AMZN> 175.06(-0.33 -0.19%)
アルファベット<GOOG> 139.41(-0.21 -0.15%)
テスラ<TSLA> 173.35(-4.19 -2.36%)
メタ<META> 498.35(-1.40 -0.28%)
エヌビディア<NVDA> 906.00(-13.13 -1.43%)
AMD<AMD> 199.63(-3.13 -1.54%)
イーライリリー<NVDA> 754.98(+0.03 +0.00%)