東京為替:ドル・円は小じっかり、円売り主導で上昇

12日の東京市場でドル・円は小じっかり。米金利安でドル売りが先行し、朝方に146円62銭まで下落。ただ、日本政府によるデフレ脱却宣言への慎重姿勢や日経平均株価の反転期待で円売り地合いとなり、午後の取引でドルは147円59銭まで上値を伸ばした。
・ユーロ・ドルは1.0923ドルから1.0939ドルまで上昇。
・ユーロ・円は160円28銭から161円43銭まで値を上げた。
・日経平均株価:始値38,470.39円、高値38,841.80円、安値38,271.38円、終値38,797.51円(前日比22.98円安)
・17時時点:ドル円147円40-50銭、ユーロ・円161円10-20銭
【経済指標】
・日・1-3月期法人企業景気予測調査・大企業全産業景況判断指数:0.0(10-12月期:4.8)
・日・2月国内企業物価指数:前年比+0.6%(予想:+0.5%、1月:+0.2%)
・英・11-1月ILO失業率:3.9%(予想:3.8%、10-12月:3.8%)
・独・2月消費者物価指数改定値:前年比+2.5%(予想:+2.5%、速報値:+2.5%)
【要人発言】
・鈴木財務相
「日本経済は高水準の賃上げや設備投資など前向きな動きがみられる」
「デフレから脱却したとまでは認識していない」
「デフレ脱却判断に何が足りないかは一概に答えられない」
・植田日銀総裁
「個人消費は非耐久財消費に弱めの動きがうかがわれる」
「景気は一部統計で弱めの動きも緩やかに回復」

《TY》